Tuesday, November 3, 2015

海外でゲーム史上最恐とされるゲームソフト、ベスト10



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映画と同じく、ゲームにおいてもホラーというジャンルは当たれば大ヒットだが、外れれば派手にコケまくる。いくつかのホラーゲームはプレイヤーの心にトラウマをつくり、忘れがたい恐怖に身悶えする現象を引き起こすしていく。

残念なことに、大抵のホラーゲームは使い古された手法ばかりで、よく練り込まれたストーリーと不気味な雰囲気でプレイヤーを恐怖させようという気概に欠けており、ファースト・パーソン・シューターの亜流に成り下がってしまっている場合もある。

それでも他の類似ゲームに追随を許さず、王道で世界最恐の名を残すホラーゲームは存在する。ここでは、海外サイトがセレクトした、ゲームの歴史において禍々しくも燦然と輝く史上最恐ゲームのベスト10をご見てみることにしよう。




以下のものは海外サイトが選出した恐怖のゲームベスト10である。レビューも海外人によるものだ。日本と海外の恐怖ポイントの違いについても学べるんじゃないかと思うんだ。

10. コンデムド:サイコクライム(2006年)


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『コンデムド』では容疑者の心を読むことができるFBI捜査官イーサン・トーマスとなり、身の毛もよだつ方法で他の連続殺人鬼を殺害するシリアルキラーXの捜査を行う。多くのホラーゲームでは銃撃戦に重点が置かれているが、コンデムドでの戦闘は接近戦がメインとなる。

ゲームの進行はパズル的要素の解明が中心で、犯罪現場を調査することにより謎が徐々に明らかとなって行く。多くの捜査の舞台は無人の薄暗い建物の中であ り、懐中電灯の光のみを頼りに、忍び寄る発狂した人間たちに対峙しなければならない。恐怖と探究心を見事に満たしてくれる作品だ。

9. クロックタワー(1995年)


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とある孤児院に住む美少女ジェニファー・シンプソンを主人公としたポイント&クリックタイプのアドベンチャーゲーム。友人3人とともに資産家が 養子に引き取るという知らせを受け、謎めいたクロックタワーへと出発する。彼女たちは、到着するや否や、巨大なハサミを振りかざす殺人鬼シザーマンに襲わ れ、離ればなれになってしまう。ジェニファーはシザーマンの追跡を交わしながら、屋敷の謎を解き明かさなければならない。

本作品のポイントとなるのは、シザーマンの目をくらますための隠れる技術である。しかし万が一、殺人鬼に見つかってしまい絶体絶命の危機に陥ったときは ボタン連打でパニック回避をすることができる。これをRSI(連打 せずには いられない)システムという。また疲労の概念が採用されており、疲労が蓄積するとジェニファーの表情も変化する。

8. コープスパーティ・ブラッドカバー・リピーティッドフィアー(2010年)


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1996年発表の『コープスパーティ』のシリーズ作品である。魔法の儀式を行った高校生のグループが、呪われた小学校に転送されてしまう。離ればなれとなった彼らは、仲間を探しながら、無事脱出を図らなければならない。

ゲームの舞台は腐った死体によって様々な秘密が隠されているが、そのメインとなるのは死者の名札を探し出すことだ。また本ゲームの特徴は、プレイヤーを 飽きさせることなく、不安な雰囲気を演出する物語の進行だ。不気味な環境や、残酷な死の描写とともに、声優たちによる会話によって、キャラクターたちへの 愛着もいや増すことになる。ストーリーは章仕立てで、各章毎に複数のバッドエンディングが存在するため、グッドエンディングを目指して何度でもプレイを楽 しむことができる。

7. デメント(2005年)


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『クロックタワー3』の続編として公開される予定だったゲーム。主人公は金髪碧眼の美少女フィオナ・ベリであり、ドライブ中に巻き込まれた事故で両親を 失い、意識が戻ると見知らぬ古城で軟禁されていることを知る。ホワイトシェパードのヒューイとともに危険な住人が生息する古城から逃げ出さなければならな い。

クロックワークシリーズと同様に、敵から隠れ、回避する技術がキーポイントとなっている。武器は入手可能であるが、ボス戦を除けば、追跡してくる敵の回 避がゲームプレイの中心だ。またヒューイを使いこなせれば、敵の回避や、謎解きに役立ってくれる。彼には忠誠度が設定されており、これを保つことも重要で ある。クロックワークシリーズのように、パニックモードも搭載されており、いざという時はこれを使って逃げ出すことができる。

6. 零 zero(2001年)


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数多くの続編が発表されているサバイバルホラーシリーズの第1作。主人公、雛咲深紅は、行方不明の兄、雛咲真冬を探して氷室邸を訪れる。

本ゲームのユニークな点は、カメラを武器代わりに使うことだ。射影機と呼ばれるこの武器は、ありえないものを映し出す特殊なカメラであり、死者の姿を撮影することで怨霊と対抗することができる。フィルムが弾丸の代わりであり、その種類に応じて様々な効果がある。

5. サイレン:ニュートランスレーション(2008年)


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PS2で発売された初代『SIREN』をPS3用に新訳としてリメイクした本作品は、羽生蛇村に捕われたインターナショナル・スクールの学生たちの活躍を描く。ゾンビのような屍人が徘徊する羽生蛇村で、謎を解きながら脱出を目指す。

システム面では視界ジャックという仕組みが独特である。これは画面を分割し、敵の目を通して周囲を見ることができるシステムだ。武器は至る所で手に入るが、基本的には丸腰のスタートとなる。これは本作品が敵の回避をメインとしたステルス性を全面に押し出した結果である。

4. アムネジア:ザ・ダーク・ディセント(2010年)


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本作品が発表されると、マンネリ気味だったホラージャンルに新風を吹き込むことに成功した。ゲームの舞台は1839年、ある古城で記憶を失ったダニエル という男が目覚めるところから始まる。思い出すことができるのは自分の名前と、自分が何者かに追われているということだけである。

プレイヤーは体力のほか、精神状態にも気を配らなければならない。長時間、暗闇の中にいたり、モンスターを見続けると、幻覚が引き起こされ、モンスター も引きつけてしまう。正気を保つためには照明の光を絶やさず、火打石を集めることが不可欠となる。視界からプレイヤーが消えるまで追跡してくる、敵のAI の出来は特筆に値する。ゲーム内で武器を手に入れることができないため、ダニエルは敵から隠れたり、周囲の物でドアを塞いだりすることで身を守らなければ ならない。また影の中に隠れるのも有効だが、精神状態と引き換えであるため、濫用は禁物だ。

3. バイオハザード(1996年)


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これは数多あるサバイバルホラーゲームの元祖とも言うべき作品である。プレイヤーキャラはラクーンシティで発生した連続殺人事件を調査中の特殊部隊 S.T.A.R.S.隊員のクリス・レッドフィールドかジル・バレンタインのいずれかを選ぶことができる。物語は郊外の屋敷を捜査中だったブラヴォーチー ムは消息不明となったため調査に乗り出したアルファチームが、何者かに襲われ問題の屋敷に逃げ込むシーンで始まる。

本作品には後のホラーゲームの原型となる要素が数多く詰まっている。例えば弾薬や所持品の制限だけでなく、セーブ可能回数も限られている。そのため当然の如くできたはずのセーブすら、戦略的に行う必要があるのだ。

2. アウトラスト(2013年)


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本作品はホラーゲームに新しいスタンダードを築き上げた作品だ。主人公はフリーランスのジャーナリスト、マイルズ・アップシャー。彼の許に匿名の人物か ら、ある精神病院で非人道的な実験が行われているというタレ込みがなされる。その病院で彼が見たものは、惨たらしく切断されたバラバラの死体だった。

マイルズが所持している物は、ノートと暗視装置付きのハンディカムだけだ。そのバッテリーはすぐに切れてしまうために、病棟内で見つけて頻繁に交換する必要がある。また暗視装置は病棟内の暗いエリアや出来事を記録するために用いられる。

1. サイレントヒル(1999年)


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『サイレントヒル』のゲームプレイは、ホラーゲームで味わえる中でも間違いなく出色のゲーム体験となるだろう。サバイバルホラーの元祖『バイオハザー ド』と並び、同ジャンルで生まれた偉大な名作の1つである。物語はハリー・メイソンが自動車事故を起こした後、目を覚ます場面で始まる。娘のシェリルがい なくなっていることに気がつき、彼女を探すうちに、謎めいたサイレントヒルという町に辿り着く。

町には人気がなく、春だというのに雪が降っているほか、霧に包まれているため、視界は極端に限られている。敵の接近を知らせる唯一の手がかりは、ラジオ から聞こえてくるノイズだけである。また序盤で手に入る懐中電灯があれば、わずかながら辺りを照らし出すことができるが、逆に敵に見つかりやすくもなって しまう。ゲーム中で入手できる弾丸は非常に限られているため、主要な武器は斧などの打撃系の武器となる。しかし、だからこそ本作品ではサバイバルホラーの 醍醐味を存分に味わうことができるのだ。また『サイレントヒル』では音が極めて重要な要素だ。ぜひ性能のいいヘッドホンを使って、不気味な効果音や音楽を 堪能してもらいたい。

via:therichest・原文翻訳:hiroching


karapaia


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