プロボクシングのWBC世界ミドル級5位村田諒太(29=帝拳)が、過去最高の仕上がりで本場米国に殴り込みをかける。7日(日本時間8日)に米ラスベガ スで行われる前WBOオリエンタル同級王者ジャクソン戦に向けて10月31日、深夜の渡米予定を前に都内のジムで練習を打ち上げた。
約1時間の軽めのメニューで汗を流すと「2011年の世界選手権がこれまでで一番良いボクシングだった。ずっとその影に引っ張られてきたが、吹っ切れるぐらい今は信じ切って動けている。キャリアで一番の試合を見せられると思う」と力強く言い切った。
心身ともに手応え十分だ。使い過ぎていた体の動きを抑え、「拳が先行する打ち方」を意識。キレのあるパンチの感覚をつかみ、スパーリングは過去最多の 70回を消化した。7月と9月にはスポーツメンタルトレーニングの第一人者である東海大の高妻容一教授から指導を受けるなど、米国初陣への準備を進めてき た。激戦のミドル級で世界挑戦に近づくため、内容も求められる一戦となるが「顔を見てもらったら分かる通り、不安はない」。目の肥えたファンを驚かす準備 は出来ている。【奥山将志】
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